
◆順張り系のテクニカル指標
選んだ銘柄をいつ買っていつ売れば良いかを、ローソク足と移動平均線を単純に活用した手法で見極める方法をこれまでに説明してきましたが、ここからは、更に突っ込んだ科学的な技法である、「テクニカル指標」による分析方法を説明していきたいと思います。
◆順張り系
株価の上昇中に買って下降中は休む(信用取引の時は売る)ことを、トレンドに合わせた売買スタイルなので、これを「順張り(じゅんばり)」と言います。
このスタイルに活用しやすいテクニカル指標を紹介します。
◆移動平均線
実は、先ほどまで説明してきた「移動平均線」が順張り系の基本的なテクニカル指標です。
移動平均線と株価の関係では、トレンドの方向性を判断する材料としては一番分かりやすい指標ですが、それ以外では以下の事が考えられます。
株価が上昇している時は、移動平均線の上側で遷移しますが、下降している時は移動平均線の下側で遷移します。
これは、移動平均線を株価のコスト平均線と見なした場合、株価が上昇している時は、利益がコストを上回っているので更に株価が上昇しますが、株価が下降している時は、コストが利益を上回り損失を出している事になるので、売る方が多くなり更に株価が下降するものと思われます。
それでは、移動平均線をごらん下さい。
◆MACD
2本の移動平均線を組合わせた分析手法です。
ここで使われている移動平均線は「指数平滑平均(しすうへいこつへいきん)」を使用しており、価格を過去に遡り平均化して計算しています。
使い方はMACDとそれの単純移動平均線の2本のライン(シグナル)を用いることで相場の周期とタイミングを捉えます。
見方は次の通りです。
1.買いシグナル
以下のポイントがそれぞれ買いポイントとなります。
・MACDがSIGNALを上抜く。(ゴールデンクロス)
・両方の線がゼロのラインを上回る。
・MACDのトレンドが上昇転換する。
2.売りシグナル
買いシグナルの逆の状態がそれぞれ売りポイントとなります。
なお、MACDとSIGNALのゴールデンクロス、デッドクロス直前の両者の乖離の最大点で売買する方が、更に利幅を取る上での売買ポイントとなるようです。
それでは、MACDをごらん下さい。
◆DMI
テクニカル指標で、トレンドの方向を読むのに適しています。
株価の14日間の高値安値を元にして市場の方向性とトレンドの強さを判断する指数です。
使用される指標は以下の通りです。
・PDIはプラス方向性指数として上昇トレンドを表しています。
・MDIはマイナス方向性指数として下降トレンドを表しています。
・ADXは+DIとーDI
から作成した移動平均でトレンドの強さを 表しています。
見方は次の通りです。
1.買いシグナル
以下のポイントがそれぞれ買いポイントとなります。
・下降してきたMDIをPDIが上抜く
・PDIに抜かれた MDIが更に
ADXに抜かれる。
(このポイントがより確実です。)
2.売りシグナル
以下のポイントがそれぞれ売りポイントとなります。
なお、この指標は一般的に以下の理由から単体で使われることは少ないようです。
・だましが多い:特に相場が保ち合いの時は、交差点が多くなり 信憑性が薄れます。
・利幅が薄い :相場のトレンドに対して売買シグナルの出現が 遅くなります。
それでは、DMIをごらん下さい。
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